ちー坊のアジア旅のメモ帳

アジアをあちこち放浪した旅日記

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その4・台南

2019年9月23日(月) 旅4日目・台南

高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

9月20日に高雄空港に到着したその足で、台湾鉄道で2年ぶりに台南へ。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平古堡(アンピングーバオ)などを観光。4日目は台南から次の目的地・小琉球に移動するのだが、台南B級グルメを最後まで満喫しようと朝ご飯に出かけた。

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これは前日行った安平開台天后宮の狛犬

昨日は台南駅北側エリアに東南アジア街があることを発見し、驚いた。ベトナム料理やマレーシア料理のお店が並び、思わずお昼ご飯はバインミーにしてしまった。

夜もブン(ベトナムの麺料理のひとつ、ベトナムは麺王国だと思う。各地に色んな麺料理があり、どれも美味しい)でも食べようかと思っていたが、時間が遅くなり閉店間際だったので諦めた。朝は9時開店と言っていたが、この日は小琉球に移動する。小琉球には1泊の予定なので、滞在時間を長くするために早めに台南を離れないといけない。台南駅エスニックエリアは次回のお楽しみとしよう。

とは言え、台南B級グルメは今回の旅の柱のひとつ。朝ご飯までしっかり満喫しよう。

台湾の中でも、台北でもなく台中でもなく、高雄などは素通りしてしまったのは、台南ならではの食べ物がたくさんあるから。

中でも牛肉湯はここでしか食べられない。他の街では「牛肉麺」になってしまう。

この3日間で、赤崁楼(チーカンロウ)近くの石精臼牛肉湯、安平の文章牛肉湯、宿泊したホテルのフロントで教えてもらった神農街(シェンノンチエ)に近い鬍鬚忠牛肉湯と3軒を食べ歩いたが、最後にもう一度牛肉湯を食べて心置きなく台南を離れたい。それくらい美味しいんです、牛肉湯って。

僕の中で牛肉湯の基準になっているのは最初に食べた石精臼牛肉湯。情報では早朝から開店しているはずだが、一昨日は朝は閉まっていた。今日はどうかなと、7時起きして行ってみたが、残念やっぱり閉まっていた。

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開店している時の石精臼牛肉湯はこんな感じ。もちろん店の前の歩道にもテーブルが並ぶ。

台南には牛肉の代わりにラム肉を使う清湯羊肉というのもある。2年前にも食べたが、日本にいるとラム肉を食べる機会はあまりない。一昨日朝ご飯を食べたサバヒー粥の店の隣にラム肉ヴァージョンのお店があるので、小西門のロータリーまで足を伸ばすことにした。

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正面がサバヒー粥の粥阿堂鹹粥。左手にあるのが清湯羊肉を出してくれる包成羊肉。

が!これは2年前の写真で、この日は閉まっていた…何てこった。

次に台南に来られるのはいつになる分からない。意地になっているというよりも、心残りなく次の街に移動したい。どうしても朝ご飯に牛肉湯を食べたい。それぐらい牛肉湯は美味しいんです。

一昨日、クリームシチュートーストやエビ炊き込みご飯を食べに行った海安路に、もう一軒評判の牛肉湯のお店がある。ここは朝しか営業していないので、一昨日店の前を通った時は閉まっていた。逆に今日はチャンスかも、と思い水仙宮市場から海安路を南下。開いてた!六千牛肉湯。

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朝から繁盛している。空いてる席を確保して牛肉湯(120元)と白飯(10元)をオーダー。セルフでタレと刻み生姜を用意して待っていると、来ました!

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やや濃いめの色のスープにピンク色の牛肉あ浮かぶ。スープを一口二口飲んで、レアの牛肉をタレにつけて口に運ぶと、まぁ白飯が進むこと進むこと。

ご馳走さまでした。

これで台南B級グルメは大満足で打ち留め。腹ごなしに駅前のホテルまで散歩して台南の街に別れを告げる。

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宿泊した鉄道ホテル(ティエダオホテル)に戻り、さっとシャワーを浴びてチェックアウト。台南駅前ロータリーにあるので、徒歩2分でホームに着く。来た時と同じ様に悠遊カードで入場。すぐに来た特急の自強号に乗る。「無座」といシステムで、座席が空いていれば座って良いし、指定席の人が来たら代われば良い。指定席だと106元らしいが、悠遊カードなら割引ありで61元。特急で40分なので立ったままでも構わない。20分ほどの途中駅でかなり乗客が降りて席が空いた。台湾新幹線の左営駅にしては早いので岡山駅だろうか。ラッキーなことに半分は座って高尾駅に到着、8時54分発9時35分着。スムーズに高雄に着いた。

高尾から小琉球に行くには、東港(ドンガン)という港からフェリーが出る。

高尾駅近くに東港行きのバスが出るターミナルやミニバス乗り場があるというが、ここで手間取った。

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高尾駅近辺は大規模な再開発が行われている。ここは地下1階でこの下の地下2階に台湾鉄道やMRTがある。左右に見えるエスカレーターや階段で上がって地上のタクシーやバス停に行くことになる。写真でも見えるように工事用の囲いがしてあって、初めて行った僕には分かりにくかった。バスターミナルが分からず、ターミナル行きのシャトルバス乗り場があったので、やって来たバスの運転手に「ドンガン?」と聞いたのだが、言葉が分からない。シャトルバスに乗って良いのか、ダメと言われているのか…

どうやら取り敢えず乗れと言われたみたいなので乗車したら、数分でバス停に着いた。が、いくつかあるバス停のどこが東港行きか分からない。小一時間うろうろして、やっとバスの待合所に辿り着いた。

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右にあるブルーの看板の場所が台湾全土に長距離バスを運行する国光客運、左の赤い看板が東港行きのバスの発車場所。

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高尾駅舎の向かい側だった。

琉球から戻った2日後に高尾駅周辺を歩いて分かったのだが、シャトルバスなんか乗る必要はなく、徒歩5分でバス乗り場に来られたし、交差点の反対側には東港行きのミニバス乗り場もあった。次回はスムーズに行けるなと、前向きに考えよう(^^;)

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東港まではミニバスだと150元とか。路線バスは121元。しばらく待つと墾丁エクスプレスと書かれたバスがやってきた。

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このバスは東港のフェリー乗り場には行かない。幹線道路のバス停から10分ほど歩くことになる。ミニバスなら直接フェリー乗り場に到着するが、復路は電話でミニバスを呼ばないといけないらしい。帰りのバス停の場所を確認するために、あえて路線バスに乗ってみた。大柄バスの方が乗り心地良いしね。

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東港と小琉球を往復するフェリーは民営2社と公営がある。公営フェリーが到着するのは小琉球東側の大福埠頭、民営は北側の白沙埠頭に接岸する。

その1に書いたが、小琉球を目的地にしたのはここがウミガメ遭遇率100%のスポットだと聞いたからだ。その場所は花瓶岩。

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岩の右側にシュノーケリングしている人たちが見える。ウミガメを見るシュノーケリング体験の一団だ。ここは白沙埠頭から徒歩圏内の距離にある。という訳でフェリーは迷いなく民営を利用(往復410元)。さらに宿も花瓶岩近くを予約した。

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さぁ、ウミガメと会えるかな。(その5に続く)