ちー坊のアジア旅のメモ帳

アジアをあちこち放浪した旅日記

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その11・墾丁~高雄

2019年9月29日(日) 旅10日目・墾丁~高雄

2019年9月下旬、高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

初日の9月20日に高雄空港から台湾鉄道で2年ぶりの台南へ到着。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平地区などを観光。4日目・5日目は小琉球で今回の旅の目的、ウミガメと泳ぐことに成功。6日目は高雄を散策。7日目にこの旅最後目的地、墾丁に移動しビーチを満喫。8日目はこの旅初めての雨になったが、朝夕は青空に恵まれきれいな風景が見られた。9日目は電動バイクをレンタルし台湾最南端を観光した。10日目が実質この旅最終日で高雄に移動して翌日の帰国に備えるが、最後まで墾丁を楽しむ。

 

早朝5時半に目が覚めた。宿は台湾最南端の墾丁・南湾のゴールドホテル。4人部屋ドミトリーだ。昨夜から相部屋になったのはバイクで台湾一周している若い台湾人3人組。

部屋は電気が消されて真っ暗だが、昨日のうちに装備一式はバッグに詰めてある。できるだけ静かに起き出して、顔を洗って海パンに履き替えた。

昨日見に行った墾丁一番の人気ビーチ白沙で、最後にシュノーケリングして来ようという計画。レンタルしている電動バイクは24時間制なので、今日午前9時まで使える。

熱帯に位置する墾丁は朝夕6時に日の出・日の入りになるので、観光客が少ない早朝に泳いで9時までに戻って来るつもり。ホテルの外に出ると今日も青空が広がっていた。

バイクに乗って約30分、墾丁の西側に広がる白沙に到着。

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バナナボートなどのアクティビティの準備をしている地元の人が何人かいるだけで、昨日と違い静かなビーチだった。水は透き通っている。長さ500mの広い砂浜だが、右手に岩礁があって魚もいそうだ。ライフジャケットとシュノーケルを身に着けて海に入ると…

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様々な種類の魚が泳いでいて、夢中になって写真を撮ってしまった。気が付くとあっという間に1時間半、8時近くになっていた。そろそろ宿に戻ろう。

途中コンビニに寄って、買い物がてら悠遊カードに500元チャージする。高雄までのバス・墾丁エクスプレスは悠遊カードで支払いができる。少し余裕をもってチャージしておく。

9時ジャストに宿に到着。玄関前に設置してあるシャワーで潮を洗い流す。海好きオーナーが経営する宿だと、こういう気配りがしてあって有難い。部屋に戻ると同室の3人組は出掛けていて無人だった。気兼ねなく部屋のホットシャワーで暖まり髪を洗う。

さっぱりしたところでチェックアウトの準備。もうすぐ10時。チェックアウトは11時だが、これからご飯を食べに行くつもり。慌ただしくなるのも嫌なので、荷物をフロントに預けておく。バイクはいつ回収に来るか分からないので近場のお店へ。

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一昨日モーニングセットを食べた店を再訪。目玉焼き入りハンバーガーを注文。時刻は10時近くだが日本時間だと11時。もうお昼だから台湾ビールをお供に。オンリー18デイズを買い込むために、白沙ビーチの帰りにファミリーマートに寄ったのだ(^^)

ゆっくりハンバーガーを食べて、文庫本を読みながらビールを楽しむ。今日はこの後、高雄に移動。ライフジャケットや水着が乾くまで待ってからパッキングするつもりなので、2~3時間のんびりできる。

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ホテルに戻ると同室の3人組が出発するところだった。バイクにアクションカメラを装着し、スマホで会話しながら走るらしい。「どうでしょう」でも作るつもりか?

一晩一緒にいただけだが、結構打ち解けた。フレンドリーな連中だった。この後は台東に方へ行くという。握手して見送った。事故に気を付けてね。

南湾ビーチを眺めながら時間を潰す。1意外と早く、11時前にシュノーケリングの道具が乾いた。フロントに挨拶してバス停に向かう。3泊4日、お世話になりました。

時刻を調べて行った訳ではなかったが、10分ほどで墾丁エクスプレスが到着。ちょうど11時に南湾を出発。2時間20分で高雄空港に到着。行きの乗合タクシーと同じ350元でした。

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空港に着いたら運転手さんが、忘れ物はないか注意してくれた。ありがとう。

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MRTで美麗島駅に移動し、まず5日前にも行った大圓環へ。

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肉燥飯(小30元)と苦瓜排骨湯(骨付き肉とニガウリのスープ 50元)。肉燥飯は鉄板の美味さ。スープの肉は良く煮込まれていて、ほろっと骨から外れる。ご馳走さまでした。

荷物を宿に預けて街に出てみる。

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東西線の西の終点・西子湾駅へ。ここはもうひとつの交通機関LRT(ライトレール)と接続している。

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周囲は鉄道公園になっていて、SLや歴代の鉄道車両が展示され、芝生広場では凧揚げしている家族もいた。

市バスに乗って高雄港エリアへ。旧英国領事館やフェリーを見ながら街歩き。

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高雄駅まで戻って三鳳宮へ行ってみたら、まだお祭りが続いていて、大勢の参拝者で賑わっていた。

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美麗島駅に戻ったら、日に3回行われる光のショーに遭遇。台湾の人たちは広場の周囲に整然と座って静かに光の変化を楽しんでいた。他人の邪魔にならない行動が自然と身についているところに、台湾に来る度に好感度が上がる。

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暗くなったので、MRT巨蛋駅に移動し、瑞豊夜市に行ってみた。

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日曜日ということもあるのか、大変な人出だった。

一角にはマッサージのコーナーも。大盛況だ。

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ゲームコーナーでは子どもたちが夢中で遊んでいた。

雑踏でお腹いっぱいになった。宿に帰ろう。途中のスーパーマーケットでお土産用にパイナップルケーキとオンリー18デイズの瓶ビールを買って、この日は早めに就寝。

 

2019年9月30日(月) 旅11日目・帰国

最終日は帰国のみ。朝5時起床。

8時15分発のタイガーエアなので、美麗島駅の始発6時12分に乗って高雄国際機場へ。もうチェックインが始まっていたので、列に並んで窓口へ。座席指定なしだったが、うまく通路側の席にしてくれた。窓側希望の人が多いんだろうなぁ。僕は動きやすい通路側が好み。高所恐怖なので、窓側には座りたくない(^^;)

機内ではビールが高いので、空港ビル1階のセブンイレブンへ。高雄空港はこじんまりした空港で、コンビニはここ1ヵ所だけ。オンリー18デイズはなかったので、最後の台湾ビール金牌とパンを買い込んでお腹に収めた。温かい肉まんが食べたかったが、この時間はまだ温まっていないらしい…

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高雄空港のパスポートコントロールは実にスムーズ。搭乗券を機械に読み取らせて終わり。ゲートに向かう途中、タイガーエアの機体が見えた。

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ゲート前に「ゲート」。何かめでたい。

気流が良かったのか、実質3時間で成田空港に到着。成田も青空が広がっていた。

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離陸する飛行機の下に乗ってきたタイガーエアが見える。お世話になりました。

後は家に帰るだけ。台南B級グルメ満喫、ウミガメとの遭遇成功、熱帯の海でシュノーケリング三昧。大満足の台湾旅でした。(了)

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その10・墾丁

2019年9月28日(土) 旅9日目・墾丁

高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

9月20日に高雄空港から台湾鉄道で2年ぶりに台南へ。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平地区などを観光。4日目・5日目は小琉球で今回の旅の目的、ウミガメと泳ぐことに成功。6日目は高雄を散策し、7日目にこの旅最後目的地、墾丁に移動しビーチを満喫。8日目はこの旅初めての雨になったが、朝夕は青空に恵まれきれいな風景が見られた。さて9日目。台湾最南端を観光する。

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早起きして宿から徒歩2分のビーチへ。宿泊した墾丁・南湾のゴールドホテルは南湾バス停までもビーチまでも歩いてすぐという便利な宿だ。

今日も天気が良く清々しい。早速シュノーケリングに向かう。

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水に顔を浸けると魚が出迎えてくれた。本当に台湾南部の海はハズレがない。

あっという間に1時間経っていた。宿の入口のシャワーで潮を洗い流し、エントランスに入ったらフロント係が来ていた。

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墾丁ではレンタルバイクは24時間貸しが基本のようで、9時からのレンタルを手配してもらう。

4人部屋ドミトリーの部屋に戻ると、相部屋になった日本人カップルの旦那さんが起きていた。あとの2人はまだ寝ていたので、できるだけ静かにシャワーを浴びて着替えを済ませ、バイクを待った。

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墾丁ではこんなパンダバイクやミニオンズバイクを見かけた。これはガソリンバイクで免許が必要。僕は免許のいらない電動バイクを頼んだ。近くのレンタル店では24時間800元、1時間100元だったが、フロントで頼むと600元だった。

2晩一緒だった日本人カップルは今日台北に移動して、その後タイに向かうそうだ。握手して別れを惜しむ。無事に元気で旅を続けてください。またどこかで会いましょう。

南湾からまず南に向かう。墾丁のシンボル・大尖山が見えてきた。

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この先に昨日バスで来た墾丁夜市のエリアと小湾がある。

南湾からバイクで10分ほどで小湾に到着。

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南湾から順に大湾、小湾とビーチがあるのだが、南湾が一番北に位置する。来てみるまでは「南湾」なんだから南にあると思っていた。

大湾は一番広いが落ち着いた静かなビーチ。小湾の近くが墾丁の中心地で、大型ホテルが多く一番賑わっている。朝から観光客が来ていた。向こうに見えるのは青蛙石というサンゴ礁に囲まれた岩山。ビーチの手前にはホテルが経営するカフェもある。

小湾から南に走ると船帆石が見えてくる。

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高さ18mのサンゴ岩。近くで釣りをしている人もいるように魚もたくさんいるシュノーケリングスポットだそうだ。

さらに南下して、沙島へ。

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貝殻でできたビーチで、業者や観光客が砂を持ち去ることが多かったらしく、現在は立ち入り制限されている。白い砂浜と手前のサンゴ礁の対比に言葉を失ってしまう。

台湾最南端に向かおう。

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バイクを降りてしばらく歩かないといけないが、多くの観光客が来ていた。この海の先にはフィリピンがあるんだなぁ。

最南端の地には碑が建っていて、みんな記念撮影していた。僕も撮ってみたが完全に逆光だった(^^;)

最南端から東海岸に向かう。今度は太平洋岸を北上することになる。10分ほど走ったろうか、雄大な景色が見えてきた。

断崖絶壁の絶景、龍磐公園に立ち寄る。

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手前の岩の先は崖になっていて、高所恐怖の僕としてはビビッてしまうが景色は素晴らしい。観光客が思い思いにポーズを取って自撮りしていた。180度どこを見ていても飽きない。時間を忘れてしまいそうになる。日本で見たことない光景で、バイクに戻るのに決心が必要だった。

さらに北上して、風吹砂へ。長さ1,500mの砂丘が広がる。

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龍磐公園から10分ほど走っただけで、まったく違う風景になる。雄大過ぎて言葉にできない。ここでも時間を忘れてしまう。

ここで引き返そう。借りているのは電動バイク。レンタル店は墾丁夜市エリアの端にあるのだが、風吹砂まで往復したらバッテリー交換に立ち寄るよう言われている。

一旦、最南端の鵝鑾鼻公園に戻ろう。鵝鑾鼻灯台に行くのを後回しにしていた。

鵝鑾鼻公園の入口には広い駐車場があり、大型バスでやって来る観光客も多い。ゲートまでの通路の両側には土産物売場が並び、盛んに呼び込みをしている。そこを通り抜けてチケット売り場へ。入場料は60元。

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北緯22度。ハワイのカウアイ島と同じ緯度なんだとか。

歩いていくと白い灯台が姿を現す。

f:id:chiibohchiiboh:20191018091405j:plain19世紀に建てられた灯台で、当時建設者と元々の住民たちとの間で争いがあったため、周囲の壁には銃眼が設けられている。かなり激しい諍いがあったんだろうなぁ。歴史を勉強してから来ないと銃眼を見落としてしまうかも知れない。

公園内には森があったりして、遊歩道を外れると迷ってしまうだろう。

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親吻石まで行ってみた。

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岩と岩がキスしているように見える鵝鑾鼻公園内の名所だそうで、案内板や説明書きも設置してある。んー。微妙…

休憩所になった東屋もあって、対岸に大尖山がそびえていた。

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手前には船帆石も見える。

自然いっぱいの公園で、のんびり散策するには良いのかも知れないが、何にせよ広すぎる。東屋では休憩どころか5~6人がうたた寝してた。

墾丁の街でバッテリー交換してもらい、今度は南湾を通り過ぎて恒春に走る。南湾から恒春までも10分強。南門が見えてきた。

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恒春は城壁都市で、東西南北に4つの門が残っている。現在は街が広がり、南門付近が街の中心部になっているようだ。この門のすぐ近くにバスターミナルや昨日両替した銀行がある。門の周囲はロータリーになっていて、バスもここを通って南湾や墾丁の街に走る。門の下は徒歩なら入ることができる。僕も昨日この下で雨宿りした。

今日はバイクで機動力があるので、ぐるっと4つの門を巡ってみよう。大通りを少し走ると西門があった。

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周囲には住宅がひしめき合い、バイクや乗用車が門を通る。歴史と一緒に生活するのがここの日常なんだなぁ。

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城壁の上はレンガで整備され、歩くことができる。

城壁沿いに走ると北門に着く。

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ここが城壁都市の正門だったそうで、確かに南門や西門より大きい。西門と北門は車両通行可なんだそうで、普通に車が門をくぐっていた。

門の前は広場になっていて、戦車も置いてあった。

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さらにバイクを走らせて東門へ。

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ここは門の左側に道路が通っていて、城壁が途切れている。

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ここも城壁に登れて、散歩している人もいた。

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昔はどの門も南門みたいな楼閣が門の上に建っていたんだろう。

では城郭の外に出てみよう。

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東門からほんの数分走ると「出火」という観光スポットがあった。地面からガスが噴出していて、地表が燃えているように見える。

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何組か観光客が来ていて、珍しい景色を眺めていた。

色々見て回っていたら4時近くになっていた。本当はちゃっちゃとバイク観光して、午後はもうひとつのビーチ、白沙で泳ぐつもりだったのだが、これから宿に戻って遠いビーチに行くのは難しい。取り敢えずどんなビーチなのか、どれくらいの時間がかかるのか見に行ってみることにした。

遠かった。一旦南湾方面に戻り、途中で西に向かう。南湾~恒春はバイクで10分強だったが、白沙ビーチまで30分ほどかかった。墾丁で一番人気のあるビーチと聞いてはいたが、広い駐車場がいくつもあり、周囲に宿泊施設も多そうだ。幹線道路からビーチに向かう小道に入り、海の近くにバイクを停める。

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人は多かった。しかしきれいなビーチだ。水も透き通っている。長さ500mの広さだとのこと。ビーチを見下ろすところにデッキチェアなども置いてあり、人気が高いのが理解できた。

この時間から泳ぐのは無理だが、何とかならんか…

バイクは明日朝9時に返すことになっている。早起きすれば1時間くらいは泳げそうだ。よし、明日早くリベンジしよう。

そう言えば、今日はご飯も忘れて走り回っている。何か食べないと。ご飯にはビールが欠かせない。しかしバイクに乗っている…

ここから南湾に戻るのも、もう一度恒春に行くのも同じような距離だ。南湾にはセブンイレブンがあるが、台湾ビールは金牌しかない。何度も言うが今回台湾に来たのはオンリー18デイズを飲むためだ。恒春に行けばスーパーマーケットに瓶の「18」がある。実は途中にファミリーマートがあったので、ちょっと寄り道して缶「18」があるのも確認している。夜、部屋で飲む用にスーパーで瓶ビールを買って宿に持ち帰り、さらに墾丁夜市でつまみを買い込んで、ベッドでゆったり読書タイムにすれば、早めに眠くなって明日朝早く白沙にシュノーケリングに行けると計画を立てる。

まず昨日行った恒春のスーパーで瓶ビールを買って、近くの屋台で香腸(ソーセージ)を焼いてもらう。持ち帰ると冷めてしまうが、昨日美味しかったので、今日も食べたくなった。これは小腸包大腸(もち米の腸詰め 30元)でもちもちして美味しい。

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南湾の宿に瓶ビールとつまみを下して、さらに墾丁夜市へ走る。昨日は明るいうちだったので、夜市の賑わいを見ておきたかった。

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土曜日の夜ということもあるのか、えらい人混みだった。賑わっているところを見ようと思って出掛けたが、早々に退散しよう。折角来たのだからと、肉の串焼きを買って帰る。

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牛肉・羊肉・豚肉・鶏肉の4種串焼き(100元)。下から炭火、上からバーナーで豪快に焼いてくれた。つまみは肉ばっかやな(^^;)

墾丁に泊まるのは今夜が最後。明日は高雄に泊まって明後日早朝の飛行機で帰国する。いよいよ今回の台湾旅も終わりが近づいてきた。

今夜は宿でオンリー18デイズを飲みながら、ゆっくり過ごそう。(その11に続く)

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その9・墾丁

2019年9月27日(金) 旅8日目・墾丁

高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

9月20日に高雄空港に到着。その足で、台湾鉄道で2年ぶりに台南へ。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平地区などを観光。4日目・5日目は小琉球に移動し今回の旅の目的、ウミガメと泳ぐことに成功。6日目は高雄を散策し、7日目にこの旅最後目的地、墾丁(ケンティン)に移動。早速ビーチを満喫。8日目は電動バイクをレンタルして墾丁観光の予定だったのだが…

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旅に出ると早起きになる。

歳のせいか自宅でも暗いうちに1度目が覚めるようになってきたのだが、以前から旅先では日の出前に目が覚めることが多かった。早い時間から目一杯楽しみたいのだ。

今日も6時過ぎに目が覚めた。泊まっているのがドミトリーなので、極力静かにベッドを出る。

宿から徒歩2分でビーチという最高の立地で、まだ無人のビーチを写真に納める。海と空の青さが南国らしい色をしていて、朝から気分が良い。

宿泊している墾丁の南湾ビーチは、大規模なホテルのない地元の人に人気の静かなところだ。逆に言えば観光客向けのお店は多くはない。特に朝ご飯を食べられるお店がほとんどない。午前中から開いている飲食店は見たところ1~2軒のみ。1ヵ所はミニホテル併設のカフェみたいな店だが、この日はまだ開店前だった。

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こちらの店が開いていたので入ってみた。泊まっている宿から徒歩1分、数軒しか離れていない。ちなみに入口にいた男性はテイクアウトの客だった。

メニューを見せてもらったら台湾ご飯だけでなくハンバーガーやセットメニューもあったのでモーニングセットを頼んだ。この旅初めての洋食になる。

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ミルクティー付きで120元(約420円)。量は多くないが美味しかった。他に選択肢がないこともあるが、翌々日も食べに行ったくらいだ。

8時くらいに宿に戻るとフロント係の女性が来ていた。夜間から早朝は基本的に無人になることが多く、宿泊客は玄関のカギを渡されている。今朝はドアを出て、カギを閉めてビーチを散歩した。

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今日はバイクで台湾最南端の観光をするつもりなので、フロントで電動バイクの手配を頼んだ。さっき朝食を食べた店の手前にもレンタルバイク屋があって、昨日料金表を見たが、電動バイクが24時間で800元、1時間だと100元だった。フロントで手配してもらう店は24時間のみの受付みたいだが600元。10時に持ってきてもらうようにお願いして一旦部屋に戻る。

4人部屋のドミトリーでは、同室になった日本人ご夫妻の旦那さんだけが起きていた。彼らは僕より1日早く墾丁に来ていて、3泊の予定。明日には台北に移動するそうだ。昨日は自転車で最南端まで行ったと話していたが、遠くて大変だったとか。やっぱりバイクにすれば良かったと言っていたので、フロントで電動バイクを手配できると教えてあげると、旦那さんもフロントに向かった。

ベッドでしばらく読書したが、他の2人は起きる様子はない。こちらも気配を消しているのも億劫になったので、9時頃にフロントに出てみた。ら!雨…

この旅初めての雨。しかもかなりしっかり降っている。バイク観光のつもりだったが、雨の中慣れない運転をするのも不安なので、フロント係にレンタルのキャンセルをお願いした。その場で電話してくれてキャンセルOKとのこと。良かった。

ちなみに同部屋の日本人の旦那さんはバイクレンタルを9時に予約していたためキャンセルが間に合わず、そのまま借りることにした。彼らは明日台北に移動なので、バイクを使うほど遠くまでの観光は今日しかチャンスがないのだった。

僕はというと、今日はゆっくりしなさいという神様のお告げ、バイクでの観光は明日にしようと思ったが、実は台湾元の持ち合わせが少なくなってきた。今後の出費、大口はバイクのレンタル料600元と高雄に帰るバス代、それに日本への土産代。2000元ほど手に入れば残りの日程を安心して過ごせる。

墾丁の両替事情だが、この南湾だけでなく墾丁の中心部にも銀行や両替所、ATMさえないと聞いている。手前の街、恒春で銀行に行かないと台湾元が手に入らない。何しろ今日は金曜日なのだ。銀行が開いている時間に恒春に行かないと、へたすると日曜日に高雄に戻れない。月曜の早朝に高雄空港から帰国しないといけないので、結構切羽詰まっている。

徒歩2分の南湾バス停から恒春に移動。バスターミナルの隣に第一銀行があったので当座の台湾元を手に入れ、気持ちに余裕が生まれた。

しとしと雨が降り続いているが、折角なのですこし恒春の街を歩いてみる。雨だと写真を撮る気にならないので、写真はなし。

しばらくうろついていたら、開いている食堂があってメニューが目に入った。牛肉湯と書いてある。台南でさんざん食べた料理だが、台南以外の街で食べられるとは思っていなかった。お昼には早い時間で他に客はいないが、ご主人に声を掛けて牛肉湯(90元)と白飯(10元)を注文。

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台南と違ってスープに葉っぱが浮いている。タレも市販のちょっと辛みのあるもので、何より刻み生姜ではなくおろし生姜だった、食べ慣れたのとは違う味わいで美味しく頂いたが、やっぱり台南の石精臼牛肉湯と比べてしまう。

もう少し雨宿りしようとも思ったが、このお店にはビールがないとのこと。仕方がないので、雨の中バスターミナルに向かうことにする。途中「海角七号君想う、国境の南」という台湾映画のロケ地になった「阿嘉的家」があった。台湾中から映画ファンが来る観光スポットらしいが、映画を見たことがないので入口の写真だけ撮ってバスターミナルに向かった。

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「的」のところが「の」になっているということは日本人の来訪も多いんだろうなぁ。

恒春から南湾バス停までは15分程度の一本道。バス停近くにある南湾唯一のセブンイレブンで悠遊カードにチャージしつつ、台湾ビール(金牌500㎖ 48元)を買って宿に戻る。このセブンイレブンには滞在した4日間とっても世話になりました。

「今日はゆっくりしなさい」というお告げに従って、宿でビールを飲みながら読書で時間をつぶす。同室の3人は外出中で、気楽に過ごせる。気がつくと3時になっていた。

フロントに行ってみると雨が上がっていた。青空も見える。この後は降る心配はなさそうだ。明るいうちに、今度は南に行ってみよう、とバス停へ。

南湾バス停前の横断歩道の信号がユニークだった。2つの歩行者用信号があるのだが、

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信号待ちの間に恋人同士になって

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手をつないで横断歩道を渡る。

もうひとつの信号待ちでは

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お腹に新しい命が。そして青信号になると、

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今度は3人で道を渡るという図柄。最初の信号待ちのバリエーションにはプロポーズする場面があったりして、台湾の歩行者用信号機は遊び心満載だった。

バスで15分ほど南下すると、小湾というビーチがある。墾丁の街の中心はその手前の夜市が広がるエリアだが、まだ明るい時間だったので夜店は開店準備中。ファミリーマートにオンリー18デイズの缶ビール(45元)を見つけて、迷わず買い込む。

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街を一往復し、結局小湾近くのタイ料理店に入ってご飯を食べることにした。このお店どちらかと言うとミャンマー系のお店だったらしく、店内にバガンの風景画が展示してあって嬉しくなった。

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頼んだのはエビのカオパット(120元)。長粒種米に火が通ってパラパラになっていて美味しかった。

南湾バス停までバスで15分の距離なので歩くと1時間程度なのだが、久しぶりにバガンの風景を思い出して気分が良かったのと、途中のファミリーマートで「18」が買えるのでビール片手に歩くことにした。日が傾いてきて段々暗くなってきたら、こんな写真が撮れた。

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何だか木のシルエットがイーグルスの「ホテルカリフォルニア」のジャケットみたいに見えて、今回の旅のお気に入りの1枚になった。

今日は、雨の中両替のために恒春に行ったのと、墾丁の街をぶらぶらしただけになったけど、朝と夕方きれいな風景が見られて、結果、良い1日だった。

墾丁にいられるのも明日と明後日午前中の実質1日半。明日は晴れるといいな。(その10に続く)

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その8・墾丁

2019年9月26日(木) 旅7日目・墾丁

高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

9月20日に高雄空港に到着。その足で、台湾鉄道で2年ぶりに台南へ。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平地区などを観光。4日目・5日目は小琉球に移動し今回の旅の目的、ウミガメと泳ぐことに成功。6日目は高雄を散策。7日目はこの旅最後目的地、墾丁(ケンティン)に移動する。

 

墾丁は台湾最南端にある、台湾人に人気のビーチリゾートなんだとか。今回の旅は小琉球でウミガメと泳ぐことだったのだが、折角ライフジャケットやシュノーケルを持ってきたのだから、もう1ヵ所泳げるところに行きたいな、というのが墾丁へ行く理由。高雄から墾丁に行くには①高雄駅近くのバス停から墾丁エクスプレスという路線バスに乗る、②高雄空港から高速バスに乗る、③台湾新幹線の左営駅から高速バスに乗る、の3つの方法があると聞いた。

3日前に小琉球に行った時に①の墾丁エクスプレスみ乗ったのだが、日本でネットで調べただけでは、高雄駅からのバスは時間が掛かるという情報だったので、今回はパス。

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②の高雄空港からのバスは第1便が10時10分発。墾丁に着くのは昼過ぎになる。高雄が好きな人には申し訳ないが、僕にはあまり魅力を感じる街ではないので、墾丁での滞在時間を長くしたい。

③の左営駅までは宿泊した美麗島駅から高雄空港と同程度の距離、MRTで1本だ。こちらは始発のバスが8時30分なので、今回は左営駅からのバスを採用。

早めにホテルをチェックアウトして左営駅に向かった。

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早く着き過ぎた。まだ窓口が開いていない。8時10分営業開始らしい。と、この窓口の前に怪しい男が…「墾丁に行くのか」と聞いてくる。無視しようとしたが、どうやら乗合タクシーの客引きらしい。350元で所要時間1時間半だ、バスだと2時間半掛かると強調する。確かにバスだと2時間ちょっと掛かると聞いている。しかもバスの始発は8時半、運賃も片道300元ちょっとのはず。350元で早めに出発してくれるのならお得かも。小琉球からの帰りに使った乗合タクシーが意外と快適だったので味をしめたのもある。しかも、どうやら客も他に3人集まっているらしい。人数を揃えるために無駄に待たされることもなさそうだ。

墾丁の宿は「南湾」バス停近くに予約している。タクシーの客引きに「南湾に行きたい」と伝えるとOKとのこと。トイレを済ませ、8時を回ったところで「いつ出発するんだ?」と軽くプレッシャーを掛けると、「着いてこい」と他の乗客をと一緒に移動を始めた。

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女性1人が助手席に座り、若い男性が2人2列目に乗った。僕は1人で3列目に陣取る。足元はちょっと狭いが、サンダルを脱いで足を伸ばしてリラックス。

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高雄から一路南へ。車窓から見える道路に差す光が、みるみる南国の色に変わっていった。

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出発から2時間ちょっとで南湾バス停に到着。タクシーを降りると、立木の向こうに海が見えた。

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時刻は10時過ぎ。近くで作業していた漁師さんにホテル住所を見せると、バス停から少し戻ったところだと教えてくれた。台湾の住所は通りの名前と番地の組み合わせなので分かりやすい。

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南湾バス停から徒歩2分、宿泊するゴールドホテル。こじんまりした宿だが、海好きのご主人が経営しているとかで、入口前の右手にホースが見えるが、その上に水シャワーが設置してあり、海から戻ってきてそのまま潮を流せる便利さ。

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これがエントランス。天井は手作りで白い布を張り巡らせてある。4人部屋ドミトリーで1泊250元。3泊する。

部屋は2階。階段も雰囲気が良い。

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エントランスとは逆に黒い壁。ロウソクの柔らかい光が白い階段を照らす。

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高低差を付けたベッドの下に鍵つきの収納がある。右側のベッドが3日間の根城。

水着に着替えて荷物を収納に入れ、早速ビーチに向かう。実は事前の計画では、この日は手前の街、恒春(ヘンチュン)にバスで戻って観光と思っていたのだが、あまりの海の青さに、思わず予定変更。ライフジャケットなどを入れたバッグを肩に掛けてバス停に戻る。

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海が透き通っている!

左側の方が岩場になっていて面白そうだ。小琉球サンゴ礁の島だったので、念のためラッシュガードを着たが、常夏の墾丁では海パンだけで良さそうだ。

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南湾ビーチを場所を変えながらあちこち泳いで海を満喫。気が付けば昼過ぎになっていた。海パンのまま宿に戻り、入口で砂を洗い流し、装備を水洗いして邪魔にならないように陰干し。部屋に戻ってシャワーを浴びてさっぱりし、ひとりでこの後の作戦会議。そう言えば、朝コンビニでパンを食べただけだった。お昼はどうしよう、と思いながらも今泳いできた南湾の海を思い浮かべてにんまりするばかりで、どうにもすぐに行動が起こせない。取り敢えずベッドにバックパックを置いて座椅子代わりにし、文庫本を広げてリラックスタイム。

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しばらくすると、相部屋のカップルが帰ってきた。何と日本人ご夫妻。前日から泊まっていて3泊の予定、ちょうど僕より1日先行の日程で台北から来られたそうだ。旅先で出会う日本人は旅好きばかり。初対面のカップルと思わず話し込んでしまった。

1日先輩なので、南湾近辺の様子を聞き込み。さらに南に行くと墾丁中心部で、夜市も開催される小湾(シャオワン)があるが、夕方以降はバスが少なくなる。北に戻った恒春なら遅くまでバスがあるらしい。恒春ならタクシーで通った。10分くらいの距離だったと思う。

時計を見るともう夕方。調子に乗って何時間話し込んだのか。申し訳ない。区切りの良いところで出掛ける旨伝えて中座する。

南湾バス停から恒春へ。やはり15分くらいで恒春古城の南門が見えた。すぐに恒春バスターミナルに到着。

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ライトアップされた南門を眺めながらぶらぶらしていると、スーパーマーケット全聯福利中心を発見。高雄の店では台湾ビールのオンリー18デイズが売られていたので、手前のコンビニをスルーして直行。ありました、瓶ビールが63元。レジに持って行ってお支払い。瓶の栓を開けてくれとお願いしたら、できないと…

高雄の

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では開けてくれたので、てっきり栓抜きが置いてあるものだと思い込んでいた。考えたら日本のスーパーでも、その場で瓶ビールを飲むことは想定してないわな…

仕方がないので瓶を持ったまま、店を出る。

角を曲がると屋台が見えた。

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ビールを持っているんだから、つまみが欲しくなるのは理の当然。お店のお姉さんに瓶を見せながら座っていいかアイコンタクトすると、良いよと笑ってくれる。屋台の内側を覗くと食材を見せてくれた。旨そうなソーセージを指差して1本お願いする。と同時に、こちらが本命なのだが栓抜きがないか聞くとにっこりしながら貸してくれた。嬉しい。

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香腸(30元)。皮がパリッ、肉汁じゅわっ。予想した通り美味しい。

3本くらいあればビール1本飲めるなぁ。けど今日は隣にあった焼き物の店が気になったので移動。飲みかけのビールを見せながら入店OKか聞くと、良いよとの反応。店先の食材からイカを指差して席に着く。

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見回すと台湾ビールの金牌が冷やしてあった。日本だと持ち込みお断りのお店が多いので、申し訳なく思いながらイカ焼き(100元)を待つ。

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ぷりぷりして美味しい。他にお客さんがいなかったので、文庫本を読みながらゆっくり味わわせてもらった。ごちそうさまでした。

バスで宿に戻るとまだ同部屋のご主人は起きていた。またしばらく話し相手になってもらって就寝。

明日は電動バイクを借りて墾丁観光のつもり。ただ台湾最南端に行く前に恒春観光をしよう。ついでに銀行に行きたい。

電動バイクのレンタル料は24時間で600元だということだが、手持ちの台湾元が少なくなってきた。明日は金曜日なので、明日のうちに両替しておかないと。両替?ATMがあるだろうが、という声もあると思うが、墾丁には銀行やATMが見当たらないという情報を聞いていた。今日恒春に行った時にバスターミナルのすぐ隣に銀行があるのを確認してきた。確実性を考えて、明日銀行に行こう。(その9に続く)

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その7・高雄

2019年9月25日(水) 旅6日目・高雄

高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

9月20日に高雄空港に到着。その足で、台湾鉄道で2年ぶりに台南へ。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平地区などを観光。4日目・5日目は小琉球に移動し今回の旅の目的、ウミガメと泳ぐことに成功。6日目は高雄を歩く。

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高雄ではMRT美麗島駅から徒歩1分の便利な立地のホテルに宿泊。今日は丸1日高雄を見て回る。まず朝ご飯を食べに。台湾に来たのは4回目だが高雄は初めてなので、ベタなところから。

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美麗島駅から西に1駅、市議会駅まで歩いて右折。昨日行った六合夜市の通りにあるのが興隆居。湯包(タンバオ)が美味しいと評判のお店で、朝早くから入店待ちの列ができていた。

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イートインの客とテイクアウトの客が混在していて混雑しているが、取り敢えず列に並ぶ。進みは早い。

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湯包(1つ20元)と焼餅(18元)、豆乳紅茶(17元)。他の人のブログ読んで、湯包からスープがこぼれないように気をつけていたが、やっぱり手がべちょべちょになった。

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食べ終えて表に出たら、店の外で次から次に湯包を蒸していた。

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そしてまだまだ列が伸びていた。ちなみに興隆居の左には同じく朝食の有名店、果貿來來豆漿があるはずなのだが、改装中だった。

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食事後恒例の腹ごなしの散歩。通りかかった東隆宮にお邪魔した。信仰心などないのにお寺や教会、モスクなどを見かけるとついつい足を踏み入れてしまう。

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中にいた龍の目が光っていた。このあと下の岩には水が流れるようになった。

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三鳳宮。高雄を代表する道教寺院なんだとか。盛大にお祭りが行われていた。

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いつも思うが、台湾の人たちは信仰に篤い。寺院の数も多いし、どこのお寺に行ってもお参りする人が後を絶たない。頭が下がるが、道教を知らない僕は人が多くて落ち着かないので早々に移動。

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三民市場や三鳳中街を散策。三鳳中街では干しエビが売られていて、サクラエビも大量に並んでいた。静岡では不漁で困っているのに、台湾ではよく獲れているのだろうか。

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10時を過ぎたので美麗島駅1番出口に戻ってきた。この出口の目の前に来てみたかった店がある。

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地元の人たちに人気だという大圓環。泊まっているホテルから徒歩1分なのだが、昨日は到着した時には閉店後だった。朝10時開店と聞いていたので、早起きして湯包を食べに行って、時間を見計らって戻ってきたという訳。今日はベタな高雄満喫の旅にするつもりなのです。

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𨿸肉飯(小30元)や肉燥飯(小30元)が有名なお店。

写真は肉燥飯と蛤仔𨿸湯(ハマグリと鶏肉のスープ 50元)。スープの鶏肉はよく煮込まれていて、骨から身がとぅるんと取れた。台湾のご飯はお腹いっぱいになるというより、小腹を満たす感じで、はしごできるのが嬉しい。

さぁ、次のベタへ。

散歩を交えながらMRTで盬埕埔駅へ。

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大きなネコが出迎えてくれた。

5分ほど歩いて、

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高雄婆婆冰に到着。日本ではめったにスイーツ系に手を出さないのに、旅先では何事も経験とベタなものに挑戦する。

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茫果牛奶冰(マンゴーかき氷 100元)。マンゴーの実がとろとろで美味しい。でもすぐに頭がキーン(^^;)

痛みが引くのを待ちながらゆっくり頂きました。

高雄には愛河という運河が流れていて、短時間のクルーズが体験できるらしい。

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ソーラーボートで約25分のクルーズ。

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チケットは150元(約500円)。

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暗くなってからのナイトクルーズでも良かったけど、景色が見られるから明るいうちに乗ってみた。陸の上からでは見られない風景を楽しめた。

帰りは缶ビール片手に3駅分を散策。

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通り沿いの弁当屋さんを覗いたり、

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スーパーマーケットで最終日に買う土産を物色したり、

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六合夜市は今日は通るだけ。(ピンボケでした…)

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晩ご飯は意麺(50元)。油で揚げてから茹でた平麺で、これもするっと食べられる。

高雄は今日1日だけ。有名な龍虎塔のある蓮池潭や数ある夜市巡りもせず、タイトル通りB級グルメ三昧の初志貫徹。

明日は最後の目的地、台湾最南端の人気ビーチリゾート墾丁に向かう。(その8に続く)

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その6・小琉球

2019年9月24日(火) 旅5日目・小琉球

高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

9月20日に高雄空港に到着。その足で、台湾鉄道で2年ぶりに台南へ。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平古堡(アンピングーバオ)などを観光。4日目は台南から次の目的地・小琉球に移動し、今回の旅の目的、ウミガメと泳ぐことに成功。さて、5日目はどう過ごそう。

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サンゴ礁でできた、台湾本島の西に浮かぶ島、小琉球には主に3つのビーチがあると聞いていた。ひとつは昨日泳いだウミガメ遭遇率100%のスポット、花瓶岩周辺。そしてフェリー埠頭東側にある中澳沙。もうひとつが島の西側にある蛤板湾(ベニスビーチ)なのだが、昨日ホテルにチェックインした時にベニスビーチは遊泳禁止だと言われた。

旅の計画段階では、この日は朝からベニスビーチで泳ぎ、チェックアウトした後、電動バイクを借りて観光、島を一周して夕方高雄に戻るつもりだった。小琉球は1泊2日で充分だと思ったのだが…ウミガメと泳いだのがめちゃめちゃ楽しかった!1回だけじゃ勿体ない!もう一度花瓶岩で泳ぎたくなった。予定を詰め込めば、花瓶岩と中澳沙の2ヵ所の海を楽しみ、午後に電動バイクで島一周もできないことはないが、優先順位を考えた。この島に来たのはウミガメと泳ぐため。せっかく小琉球に来たのだから一周して観光地も巡ろうか、という程度の気持ちだった。はっきり言って、他の人の旅行記を読んでも、どうしても見に行きたい観光スポットがあった訳ではない(小琉球好きの人たちごめんなさい、個人の感想です)。それに電動バイクのレンタルは24時間単位なので、2~3時間でも24時間分から値引きはないらしい(このあと墾丁に行ってレンタル屋さんを覗いたら、1時間100元という設定もあった)。

考えた結果、朝からまず中澳沙で泳ぎ、朝ご飯を挟んでホテルをチェックアウト、そのあと花瓶岩を再訪することにした。宿泊したホテルがとっても親切で、泊まった部屋はトイレ・シャワー付きだったが、それ以外に共用のシャワーがあるので、チェックアウト後はそちらを使わせてくれ、さらに物干し場も使って良いとのこと。助かる。水着やマリンシューズなど、ある程度乾かしてから移動できる。天気が良ければ2~3時間で乾くだろう。

計画は、朝7時に中澳沙へ行き、9時にホテルに戻りシャワーを浴びてチェックアウト、シュノーケリングの道具以外の荷物を預けて花瓶岩でウミガメと泳ぐ。昼前に戻ってシャワーを借りて、濡れたものを干させてもらってからお昼ご飯に行く。水着が乾くまで散歩して島を楽しんでから高雄に戻るというもの。

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朝からウミガメもご陽気。

中澳沙へはホテルからフェリー埠頭を越えて東に徒歩10分ほど。朝の静かな路地を通ってビーチに到着。

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正面の堤防の向こうがフェリー埠頭、その右手に見えるお寺が花瓶岩の前に建つ霊山寺という道教寺院。手前の海の中にサンゴ礁が見える。向こう側の堤防近くも魚がたくさんいそう。さらにこの写真の背後にも堤防があり、その先も面白そうな海だった。

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あっという間に2時間近く経ってしまった。ポイント3ヵ所それぞれたくさんの魚が出迎えてくれて、楽しいビーチだった。一旦ホテルに戻って、シャワーでさっぱりして、朝ご飯を食べに行こう。

そう言えば台湾に来てから牛肉麺を食べてなかった。

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ここもホテルから10分も掛からなかった。

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牛肉麺(130元)。お肉がぷりぷり、結構ボリュームがあった。台南でずっと牛肉湯ばかり食べていてピンク色のレア肉に慣れていたので、しっかり熱が通った肉やスープの味の違いを感じることができた。これはこれで美味しい。

もう一つ、そう言えば。中澳沙からも見えた霊山寺は花瓶岩を優先していて、素通りしてしまっていた。ご飯食べたばっかりで海に入るのも何なので、散歩がてら訪問してみよう。

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霊山寺正面。この右手に花瓶岩がそびえる。かなり急な階段を上ってみると…

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赤い屋根の本堂の先に高雄に繋がる海が広がる。海を守ってくれている寺院なんだろうなぁ。

さて、もう一度水着に着替えて花瓶岩へ。

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昨日は花瓶岩の向こう側のサンゴ礁を乗り越えて海に入ったが、手前の水路状のところから行けそうだ。

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昨日と同じ様に様々な種類の魚を見ることができた。と、

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いた。本当にウミガメ遭遇率100%のスポットなんだ!

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今日も会えた(^^)と思っていると…

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何と!2匹。まるでじゃれ合っているようだ。

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ウミガメがいるところはエサが多いのか、魚たちも寄ってくる。

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ずっと一緒に泳いでいると、水面に顔を出して呼吸する瞬間に出会えた。

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考えたら、ウミガメは爬虫類だから肺呼吸なんだなぁ。当たり前のことを見過ごしていた。

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またいつか会いに来たいと思います。それまで元気でね!

さて台湾に来た一番の目的は、台湾ビールの中でも賞味期限が18日しかなく、輸出できないため台湾に来ないと飲めないオンリー18デイズを味わうためだ。しかしこの小琉球にはもう一つご当地ビールがある。

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キャプテンビールといって、島のスーパーマーケットで買える。1缶50元。ちょっと割高。でも島の観光に貢献できるなら。美味しいし(^^)

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観光ポイントがデザインされた華やかなパッケージ。右は「美人洞」がデザインされたオリジナルビール、左は「烏鬼洞」や「白燈塔(灯台)」がデザインされたピーチ味。

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お粥屋さんがあったので、お昼を食べた。70元。

さて、水着が乾くまで近くの美人洞まで散歩してみよう。

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お粥屋さんから上り坂を歩いて10分ほどで料金所が見えてきた。美人洞と烏鬼洞、山猪溝など共通で120元。徒歩でこれらを見て回るのは大変。今回は時間もないし、足を伸ばして汗だくになるのも嫌なので、今回は美人洞だけ見ることにする。岩の隙間を上ったり下ったり。

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高台から見下ろすと砂地の白い部分とサンゴ礁が縞模様に見えた。

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西側に狭いビーチが見えた。沖に浮いているのは、やっぱりウミガメ体験シュノーケリングなんだろうなぁ。

そろそろ洗濯物が乾いた頃合でホテルに戻って、荷造りしてフェリー埠頭に向かう。すべて徒歩圏内ですむ便利なホテルだった。なにより、シャワーや物干しを使わせてくれたホスピタリティーに感謝。いつかまたウミガメに会いに来たいので、その時にも泊まらせてもらえたら良いなぁ。

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東港と小琉球を結ぶ民営フェリーは2社あるが、チケットは互換性がないとのこと。昨日東港で往復チケットを買ったので、こちらの会社のフェリーでしか東港に戻ることができない。2社とも夕方5時半が最終なので、時間に遅れなければ大丈夫だが、都合の良い船に乗れるようにしてくれると便利なのに…まぁ待ち時間にもう一度キャプテンビールを買いに行って、最後まで小琉球を楽しむことができたので良いのだけど。

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夕方5時の船に乗って30分で東港に到着。上陸したら乗合タクシーの呼び込みをしているドライバーがいた。どうやら2人ほど待っている人がいる。新幹線駅の左営にも、高雄駅にも150元だという。昨日乗ったバスが121元だったので、100円違うくらい。高雄のホテルは高雄駅の隣、MRTの美麗島近くに予約してある。試しに「メイリンタゥ?」と行ってみるとOKとのこと。高雄駅でMRTに乗り換える手間を考えると、相乗りタクシーで良いんじゃないかい。何よりここからバス停まで10分ほど歩いて、さらにバスが来るのを待つことを考えたら、タクシーはありだ。運転手に着いていくとフェリー乗り場近くに事務所を構えるちゃんとしたタクシー会社だった。

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台湾の道路は車が右側通行で、一番右側にはバイク優先レーンがあるのだが、タクシーはそのレーンも使ってがんがん追い越しを掛ける。助手席に乗ったので、貴重な体験ができた。

距離的には美麗島が一番近いのだが、高速道路を使って先に左営駅に到着。ここで他の乗客は降りてしまい、「このあとメイリンタゥに行くからね」と運転手が話しかけてくれた。この一言があると安心できて嬉しい。

結局東港から1時間20分ほどで美麗島駅に到着。渋滞もあったので、許容範囲内だね。

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美麗島駅8番出口で降ろされたので、コンコースを通って1番出口に向かう。都合良く世界で2番目に美しい駅と評判の美麗島駅の光のドームを見ることができた。

予約していたのは1番出口から徒歩1分の中心大飯店(センターホテル)。

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1泊1,060元(約3,700円)。銀行のビルの2階以上をホテルにしているようだ。ここで興味深かったのが、部屋番号。

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エレベーターホールに表示してある部屋の矢印表記なのだが、フロントでカードキーをもらった時、何階に行けば良いか分からなかった。実はこれ4階。

3階の表示は、

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「4」の代わりに「A」なのか。「4」は日本でも嫌うことがあるけど、台湾でもそうなのかしら。

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近くのスーパーマーケットで「18」を発見(65元)。栓を開けてもらって、ホテル近くの六合夜市へ。夜市の屋台でも「18」があったが1本100元とか90元とか、観光地価格だったのでコンビニかスーパーで調達した方が良いと思う。

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エビの串焼き(200元)。塩胡椒をこれでもか、と振ってくれた(^^;)加減ってものがあるでしょうが…一昨年ベトナムのムイネーでエビの炭火焼きを食べたけど、焼いたまま出してくれて、好みでレモン塩(ライム塩)で味付けした。あれは美味しかったなぁ。これはビールが進むけど…

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口直しに蚵仔煎(牡蠣オムレツ 60元)。結構油っこい。

今回の旅で高雄は中継点なんだが、意図的に滞在時間を取らないと本当に素通りしてしまいそうなので、明日は1日高雄観光に充てよう。(その7に続く)

旅とビールとB級グルメ 台湾南部行ったり来たり その5・小琉球

2019年9月23日(月) 旅4日目・小琉球

高雄を起点に台南・小琉球・墾丁を旅した。

9月20日に高雄空港に到着したその足で、台湾鉄道で2年ぶりに台南へ。2日目は台南B級グルメを堪能。3日目は安平古堡(アンピングーバオ)などを観光。4日目は台南に別れを告げて、次の目的地・小琉球に移動した。

 

琉球の目的はウミガメと泳ぐこと。高雄からバスで約1時間の東港からフェリー(往復410元)で小琉球に移動。

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フェリーが接岸したのは小琉球北側の白沙埠頭。徒歩5分ほどの距離のホテルを予約していたのだが、場所が分からずうろうろ…今日はよくうろうろしてるなぁ。

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台湾の建物は通りの名前に番地を組み合わせて表示されていることが多いので分かりやすいのだが、地域の老人福祉施設の2階を改装してホテルにしているようで、自力では探し出せなかった…近所の別のミニホテルに頼んで連絡取ってもらってやっと辿り着いた。

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部屋自体はリフォームされていて、居心地が良かった。1泊1,200元(約4,200円)。

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ホテル目の前の白沙漁港と港を守る観音像の立つ公園。この公園左手にこの島に来た目的地がある。ライフジャケットとシュノーケルを持って、早速行ってみよう。ホテルから徒歩2分。

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花瓶岩。小琉球のシンボルになっているサンゴ礁が隆起した岩。島全体がサンゴ礁でできた島だとか。この岩の先がウミガメとの遭遇率100%のスポットだそうで、近くのダイビングショップでは体験シュノーケリングを受け付けているそうで、2,500円ほどで装備もレンタルしてもらえるが、1回だけの体験では勿体ないと思って自前の装備を持参した。f:id:chiibohchiiboh:20191012122121j:plain

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海の中を覗いたとたんに魚が次々と。と、そこに!

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僕の身長より大きなウミガメが魚たちを引き連れるようにして姿を現した。

カメラのメモリーがいっぱいになるほど、1時間近く一緒に泳いでしまった(^^)y

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流石ウミガメの島。郵便ポストにも乗っかっている。

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夕飯は漁港にある高記小吃で鬼頭刀(シイラ、マヒマヒ)ご飯とイカを。お店には金牌しかなかった…

少し歩いたファミリーマートにオンリー18デイズを発見。買い込んで宿に戻ろう。

この島には1泊だけの予定で、明日には高雄に戻ることになっている。朝からもうひとつのビーチで泳いで、チェックアウト後に電動バイクを借りて島一周しようと思っていたが、もう一度ウミガメを見たくなった。どうしよう…(その6に続く)